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世襲「以前」 〜自民党「世襲制限」に反発〜

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◎<自民党>「世襲制限」に反発相次ぐ…政権公約、菅氏提唱


 自民党の菅義偉選対副委員長が次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に国会議員の世襲制限を盛り込む考えを示し、党内から批判が噴出している。中堅・若手議員を中心に支持する声もあるが少数派。存在意義を否定されかねない世襲議員の反発は強く、意見集約は難航必至だ。【高山祐】

 ◇菅氏、PT座長に内定

 菅氏自身は地方議員出身の「たたき上げ」。政権公約を検討する党プロジェクトチームの座長に内定しており、13日の講演で「『自民党もそこまでやるのか』と思われないと選挙に勝てない。世襲に何らかの歯止めをかけないとだめだ」と世襲制限の公約化に意欲をみせた。近く議員連盟をつくり、機運を盛り上げる構えだ。

 世襲議員といえば、安倍晋三元首相と福田康夫前首相が続けて政権を投げ出した際に「ひ弱さ」が党内外から指摘された。引退する小泉純一郎元首相が早々と次男を後継指名したことにも批判的な意見がある。

 ただ、毎日新聞の調べで05年9月に当選した現衆院議員のうち28%が「2、3世議員」というのが現実。早速、自民党内の世襲議員から異論が相次いだ。

 小坂憲次衆院議院運営委員長は17日の党役員連絡会で「私は世襲の権化だ。そうなると覚悟を決めないといけない」と激怒した。

 石原伸晃幹事長代理も「党内合意が得られないものをマニフェストに盛り込むべきではない」と苦言を呈した。同席した菅氏は黙ったままだったという。

 世襲議員ではない笹川尭総務会長も記者会見で「当選可能性の高い人を公認したい気持ちはどこの党でも同じだろう」と指摘。大島理森国対委員長も記者団に「民主主義はどなたでも立候補できるという根本がある。根本論を分からずして選挙制度を議論してはいけない」と語った。

 この問題では、世襲議員の麻生太郎首相も記者団に「各党の中でも意見が分かれると思うし、いろいろ議論をしないといけない」と慎重な考えを示している。

 
毎日新聞 平成21年4月17日 より全文引用


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§ 国と地方の役割分担


 地方分権や道州制に絡んで「国と地方の役割分担」が叫ばれているが、それは単に行政上(財源上)の問題に留めるのであれば、世襲だろうが何だろうが大した違いは生じない。
 
 国会議員が「地域利権代表」という顔を持ち続けるからだ。
 
 一方政治も「役割分担」し、「地元」の冠婚葬祭に国会議員が電報やら何やらで無駄に時間と労力を消費する様な馬鹿な事をやめさせて、「政策立案」や「国政(行政)監視」に全力を傾けさせるならば、「地元」という結びつきは本来的に無用。
 
 従って、世襲である必要は「国民にとって」不要だ・・・というよりも「ありがたみ」は無い。
 
 尤も「権力者と親しい」という事に喜びを覚えるタイプの人間にとっては、そんな事は関係なく「コバンザメ」か「金魚のフン」かは兎も角、必要なのだろうが・・・
 
 
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§ 選挙区制限


 国と地方の役割分担を考えるのであれば、同一選挙区から連続して出馬する等というのは世襲か否かに関わらず今後改めていかねばならない。
 
 「しがらみ」どころか「一蓮托生」の様に運命共同体的になっている「地域」と「政治家」が、我田引「鉄」をする様な事も(またはその逆も)おかしな話ではないか。
 
 そしてそれが「特定の政治家の力によって実現した」等というのも実におかしな話だ。

 つまり、話の本旨はこういう事にあるのであって「世襲か否か」には無いのだ。
 
 「世襲が悪い」と一律に論じるのは、私は上記の問題の「目くらまし」であると考える。
 

・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・


§ 手前味噌はもう沢山だ

 
 第一、自身の身分関係に関して自分自身で決めるという様なシステム自体がおかしい。

 例えば最高裁判所裁判官の国民審査権は、正に「画餅」。
 
 事実上の第一審を自負する検察官については、何の民主的制限も加えられていない。
 
 人事の澱(よど)みは腐敗を生む。
 
 昨今、目立って「冤罪くさい」ものが増えてきたり、やたら政治的臭くなっているのも気に掛かる。
 
 
 大改革が必要になってきているのは、「世襲議員論議」以外にも沢山ある事に気づくだろう。
 
 そのキーワードは「手前味噌人事」だと私は考える。
 
  
            
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意

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