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民主党シフト 〜中央省庁 事務次官交代で臨戦態勢〜

JUGEMテーマ:ニュース


◎政権交代意識?異例の次官交代ラッシュ


 中央省庁でこのところ、次官の交代が相次いでいる。

 今夏の次官人事を見送るのは外務、経済産業、農水の3省だけとなる見込みで、異例の集中ぶりだ。「脱官僚支配」を唱える民主党が次期衆院選で政権を取る前に、思い通りの人事をしておきたいという省庁側の思惑を指摘する向きもある。

 11日までに新次官が決まったのは、内閣府、法務省、財務省、文部科学省の4府省だ。次官級である警察庁長官も6月26日に交代した。

 さらに、14日の閣議で総務、環境両省の新次官が決まる見込みで、その後も防衛省、厚生労働省などが次官人事を予定している。

 次官は1年〜3年程度務め、通常国会終了後の7月や年明けの1月の時期に交代するのが慣例となっている。ただ、このところの“次官交代ラッシュ”には、政府内でも「一時期にこれだけ集中するのは異例だ」という声が出ている。
 

読売新聞 平成21年7月11日 より全文引用


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§ 序


 今から書く事は「小説」である。
 
 何の根拠もない。
 
 ただ、私が想像の中でくみ上げてみた話である。
 
 その事を念頭においてお読みいただきたい。
 
 
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§ 古い自民党


 民主党が政権交代を果たし実際に「脱官僚」に着手すれば、官僚側の厳しい抵抗が待っている可能性があるのは、一般国民ですら想定内にあると思われる。
 
 小泉元首相が「民主党が政権をとっても1年保たない」と言った理由として「民主党は古い自民党」と言ったらしい。
 
 恐らく国民はその言葉を「派閥政治・金権政治の巣窟だった自民党」という事をイメージしたに違いない。
 
 だが、それは恐らく「違う」と思われる。

 
 「今の」自民党について皆さんはどう考えているのか?
 
 私は「今の」麻生自民党は官僚の利権を保護する立場をとった、「かつての」自民党の様に思えて成らない。
 
 そして「古い」自民党であるが、「古い」事が「悪い」という固定観念を捨てて捉えてみれば、民主党が「官僚と闘う」事を宣言した「ちょっと前の自民党」・・・つまり「古い自民党」であるという事にならないだろうか?
 
 小泉の真意は分からないが、こう仮定すると、小泉後の自民党の軌跡が腑に落ちてくる様な気がするのだ。
 
 
・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・


§ 総裁の任期満了による退陣


 小泉構造改革の本丸として位置づけた「郵政民営化」への執念が国民の共感を誘い、衆議院選挙で対象を得ていく頃の「古い自民党」。
 
 郵政民営化は衆議院解散総選挙で何とかなったが、道路公団民営化はヘタレな国交相が国交省と道路族議員にやりこめられたことで失敗した。
 
 念願であった郵政民営化を果たすという一点だけでこれほどまでに疲れるものかと思った小泉は、そこで割り切ったのではないか?・・・
 
 つまり、郵政民営化法案を成立させた事をもって「自民党総裁の任期満了」を理由にして退いたのは、そういう理由からである様に思われる。

 或いは、これ以上官僚と闘うと、郵政民営化で面従腹背した議員達や官僚の大反撃が自分に集中する事が予想され、身の危険を感じていたのではないか?

 そういう小泉が民主党を見て、「古い自民党」である「これからの民主党」は「官僚」と闘って疲弊する。
 
 だから「民主党が政権をとっても1年保たない」と言ったのではないだろうか?
 
 
・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・


§ 復党


 安倍政権期に、造反組と言われた人々が「郵政民営化に反対しない」という条件で「復党」という事が行われた。
 
 「既に郵政民営化は成った」「争点ではなくなった」等と理由づけられていたが、果たしてそれだけだったろうか?
 
 小泉改革継承を錦の御旗にする安倍晋三だが、「改革」には政治的パワーが必要と判断し、面従腹背で郵政民営化の賛成に回った議員達に安倍が恩を売る形で「取引」したのではないか?
 
 その証として「復党」だった。
 
 だが、それはあまり役に立たなかった。
 
 理由は郵政官僚(総務省)が慰撫された訳でも何でも無かったからだ。
 
 
 そこで「政治資金規正法」である。
 
 自殺した松岡農相をはじめとした自民党現職大臣や幹部の不明朗な事務所費支出問題が次々に明らかにされた。
 
 あれは果たしてマスコミの独自調査だったろうか?
 
 西松建設事件等に関する報道を見ていると、マスコミが独自に調査して掴んだネタであると、私には素直に思えなくなってきている。
 
 
 政治資金規正法を職掌する機関は「総務省」である。
 
 彼らが情報をリークし、自民党政治家に反撃し始めていたとすればどうだろう?
 
 我々国民は、マスコミが嬉々として受け取る「政治スキャンダルネタ」を、これまた嬉々として受け取ってきたとは言えないだろうか?
 
 
 自民党はこの政治資金規正法と年金問題によって参議院選挙で大敗北を喫した。
 
 
 ちなみに安倍が政治資金規正法関連で「疑惑」が持ち上がった政治家を「直ちに切らなかった」のは、己が選んだ政治家達を守りつつ総務省側の攻撃をしのいでいくつもりだったから・・・ではなく、国民の熱狂ぶりを甘く見たからではないか?
 
 彼は「格差」という事に鈍感で、国民の共感を得るようなことをしなかった。
 
 官僚を敵に回し、国民をも敵に回した。
 
 安倍政権は政治的基盤を衆議院勢力のみに依拠した事によって退陣に追い込まれたと考えるべきだと私は思っている。
 
 ただ、キッカケは「総務省」が作ったという点は、大いにあり得ると考えている。
 
 
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§ 麻生政権の誕生と官僚への接近


 福田政権は小沢前民主党代表の駆け引き等で疲弊して倒れた。
 
 後を受けた麻生政権は、町村派という最大派閥によって支援されているとは言え党内基盤の不安定さは否めない。
 
 そこで誰と組む事にしたか?
 
 「官僚」である。
 
 それは「官僚バッシングに与しない」と言い、天下りや渡りを認めた事で鮮明になったが、実は「官僚」の中でも「総務省」と組む事にした・・・というのは想像として難しくはない。
 
 安倍政権時の「政治とカネ」の問題で自民党は苦い経験をしている。
 
 また、自身が郵政民営化に「反対だった」事もある。
 
 そこで、盟友とも言える鳩山邦夫を総務大臣として送り込み、そこを抑えた。
 
 
 「総務省」はその期待に応えたと言うべきだろう。
 
 官僚主導の予算のあり方を批判し、地方分権についてあり方を変えようとする民主党代表の小沢一郎を政治的に葬るために西松建設事件の「絵」を書いたのは「総務省」の様な気がする。
 
 その言葉に踊らされた検察の「天の声」の立証のあり方は今もまだ無様なままだが、少なくとも小沢一郎は民主党代表を退いた。
 
 自民党は無邪気に喜んだ。
 
 そんな「総務省」の期待以上の仕事ぶりに、麻生太郎は郵政民営化に伴う「かんぽの宿」問題で鳩山邦夫に日本郵政を攻めさせる事で応じようとした。
 
 だが、それは適わなかった。
 
 財界での小泉の影響力や衆議院の自民党勢力の中での小泉チルドレンの「数の力」は未だに健在だったからだ。



 麻生は「改革派」を自称する勢力に敗れ、鳩山邦夫を更迭するハメになった。

 総務省や官僚達は、麻生政権のだらしなさをよく理解したと思われる。

 そこで、民主党を直接攻撃する手段を講じた。
 
 
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§ 民主党を潰すために
 
 
 政治主導に反感を持つ総務省と官僚達は、狙いを鳩山由紀夫民主党代表に変えた。
 
 小沢が民主党代表を退いても「政治主導」と「天下り・渡り禁止」という態度を変えず、かえって国民の支持を得て更に政権交代に現実味を加えつつあったからだ。
  
 自民党政権が続くのであれば、「天下り・渡り」を認め、かつ「官僚達が作りたい日本」を作らせてくれるので何の問題もないが、民主党は自民党にとってというよりも官僚にとって「天敵」とも言うべき存在になったと認識したのだ。
 
 そこで鳩山代表献金疑惑をスクープさせた。
 
 自民党に追及PTを作らせたのは、自民党「が」あたかも鳩山代表に関する疑惑を「自身で見つけた」かの様に見せて偽装したかったからではないか?
 
 何故なら、政権交代後に「反撃」をくらうのをおそれたからだ。

 だが国民は、自民党の鳩大ネガティブキャンペーンにも関わらず、民主党に対する「政権交代」の期待を取り下げようとはしなかった。
 
 
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§ 官僚の怯えが最高潮に達する時


 官僚達は今、大いに慌てている。

 
 静岡県知事選で、民主党は負けるはずだった。
 
 静岡県は保守王国と言われ、自民党の強固な地盤があると言われていた。
 
 しかも、民主党側の候補者「一本化」は成らず、それに加えて鳩山代表の故人・偽装献金疑惑も持ち上がっていてネガティブな要素としては「これ以上はない」とも思える状況にあったのだ。
 
 だが、民主党推薦の川勝氏が僅差ではあったが勝利した。
 
 一本化が出来ていたら、「圧勝」を予想させる様な勝ち方であった。
 
 
 官僚達は腹をくくった。
 
 「自分たちの手で民主党を倒すしかない」と。
 
 或いは「民主党と結んで我が省の仕事ぶりを国民に観て貰おう」というところもあったかも知れない。
 
 
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§ エピローグ

 
 この突然の事務次官人事は良くも悪くも「民主党シフト」であろう。
 
 このシフトが政権交代後どういう動きとなって効果を発揮するか?・・・ それでこの「民主党シフト」の意味が分かるものと思われる。
 
 
 今日は都議選の開票日だ。
 
 国民は固唾を呑んで見守っているだろうが、一番固唾を呑んで見守っているのは、もしかしたら官僚達かも知れない。

 
 
                             
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意 

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