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客観評価という「空論」 〜国家公務員人事改革案〜

JUGEMテーマ:ニュース


◎人事に『好み』反映も 公務員法案 客観評価基準に難しさ


 中央省庁の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」の設置を柱とする国家公務員法改正案が十九日、閣議決定された。首相官邸主導で官僚の政治任用を強化し、弾力的な人事配置の実現が狙いだが、官僚からは恣意(しい)的な運用を危惧(きぐ)する声も漏れてくる。

 法案は、官僚トップの事務次官から部長級までを「同格」とみなした上で、各省庁の横断的な幹部候補者名簿を作成する内容。人事権を持つ閣僚が、首相や官房長官らと協議した上で、名簿の中から省庁横断的に次官や局長を選ぶ。次官から部長への降格や、部長から次官への登用も可能になる。

 これまでの各府省の幹部人事は、事務次官が中心になって年功序列で人選を固め、閣僚が追認するのが実態だった。

 法案の目的は、官僚主導の温床ともいえる慣例を改め、各省人事を名実ともに政治主導にすることだ。

 逆に言えば、時の政権や閣僚の「好み」で人事が左右される懸念もある。

 新人事制度のまな板に載せられる官僚には「降格させられたら辞める」(事務次官)「政治家の好き嫌いで人事が決まるようだと、八方美人だけが重用される」(中堅)と警戒する声が強い。

 制度の乱用を防止するには、客観的な人事評価基準が重要となる。官僚が幹部候補者名簿に登録されるためには、内閣が実施する適格性審査を通過しなければならない。審査や人事評価の基準は、法案成立後に新設される内閣人事局が詰める予定で、現時点では明確ではない。

 ある省庁幹部は「実績主義の評価をすると、目立つ仕事をしたがる職員が増える。裏方の調整や地道な研究が評価されなくなれば、組織としての体力が弱る」と、人事基準策定の難しさを指摘する。 

  (上坂修子)

東京新聞 平成22年2月20日 より全文引用


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 無能な人事ほど「客観性」を担保したがる。
 
 何故か?
 
 それは「責任」をとれないからだ。
 
 
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§ 前提がおかしい「恣意的」

 これからの人事は、仮に今までの人事が客観評価であり、その対語として恣意的評価が充てられているのならば、私はこう言いたい。
 
 「人事は恣意的にやれ」と。
 
 失敗したら、政権交代させれば良い。
 
 
 今までの公務員人事は「天下り」を前提としたものである。
 
 それだけでも充分に国民の批判の対象になっていたからこそ、民主党の「政治主導」という姿勢に支持が集まったのだ。
 
 
 官僚達から見れば、かつてのそれは居心地の良いものだったかもしれない。
 
 だが、国民目線から言えば「官僚の恣意的・お手盛り人事だった」という評価だ。 
 
 新聞・TVやマスコミ、及び自民党を筆頭とした野党のボンクラトリオは「恣意的になる」と批判しているが、全く馬鹿馬鹿しい。
 
 国民が求めている「人事」は、「国民の求める政策実現を目指すにおいて、最も効果を発揮する人材登用と人材運用」が為されることだ。
 
 誰も官僚の意見なんぞ欲していない。
 
 ましてや「官僚主導」のぬるま湯に居て「政治家」の様な顔をしてふんぞり返っていた自民党など、尚更いらぬ。
 
 
 こういう前提があるにも関わらず、「降格されるかも知れない当事者」に、つまらない取材をする。
 
 全く、間抜けもよいところだ。
 
 
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 
 
§ 新聞・TVは「有識者」でもなければ「賢者」でもない
 
 彼らは「有識者」ぶって常に上からモノを言うが、配信力にモノを言わせているだけで、特に優れた見識を示している訳ではない。
 
 その証拠はこの新聞記事でも分かる。
 
 そもそもこの連中の言う「客観」とは何か?
 
 彼らは「その」答えを絶対に提示しない。
 
 「客観」という言葉を使えば、何となく正当化でき、国民をだませると思っているからだ。
 
 
 誠実なジャーナリストならば、己が「客観」が明示できず、当事者にしか聞く時間が無かったならば、せめて「ある省庁幹部」にこう取材で聞く筈だ。
 
 「天下りが要らず、行政コストを安価にし、かつお役所仕事が無くなり、効果が最大化される、そんな人事制度とはどういうものでしょうか?」と。

 国民が求めている公務員人事とは、そういうものだからだ。

 
 だが、そんな取材は無く、ただ当事者に「不満」や「不安」、「危険性」だけを言わせる。
 
 無能か? それとも悪意か?
 
 何れにしても、彼らは「客観」を示すつもりなどはなから無い。
 
 実際に民主党による降格人事が発動されれば、「客観」を示さないまま「恣意」と「決めつける」だろう。
 
 あの「説明責任」という言葉と同様に。
 
 
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 
 
§ 歴史から見る「人事」
 
 歴史上、覇王・覇者になった君主というのはとんでもない抜擢人事を行っている。
 
 湯王(商王朝)の伊尹、文王・武王(周王朝)の太公望、桓公(斉)の管仲、孝公(秦)の商鞅。
 
 日本で言えば、織田信長の秀吉、光秀、一益だ。
 
 これらの名臣・名将達は何れも当時の常識的な人事システムでは到底拾い上げられないような卑賤の身、敵対者の家臣、流れ者から直に引き立てられ、国家の枢要に与った人々だ。
 
 これのどこにどんな「客観性」があったというのか?
 

 この人事によって、今まで長年仕えてきた臣下の多くはやっかみもし、反発もしたであろう。
 
 事実、商鞅に至っては、彼の推進した改革によって既得権益を奪われた人々が時の君主である恵文王(孝公の子)を煽って、君公による誅殺という形で排斥された。
 
 とはいえ、商鞅の導入した法は維持された。
 
 
 似たような事をやろうとした君主は、名君だけではなく暗君と呼ばれた人々も行った。

 既得権益にどっぷり浸かっていて公益に資する事を忘れた者が、君公から抜擢人事を受けた人によって既得権益を削られ、或いは奪われた為に恨みを抱き、君公が死ぬと「君側の奸」等と称して抜擢された人材を暗殺するという事は、よくあった話だ。
 
 酷いときには君公もろとも滅ぼしたりもした。
  
 人事とは、それが名君のものであろうと暗君のものであろうと「勇気」そのものなのだ。
 
 だが、凡人以下はその「勇気」を発揮するのが怖くて「客観性」等という名の言葉遊びに逃げ込む。
 
 そうすると、その国は同質の視点・考え方ばかりが集まって身動きがとれなくなり、発展が止まって相対的に国力を落としていき、ついには滅ぼされたのである。
 
 名君と暗君の分かれ目は、極めて際どい。
 
 
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 
 
§ 「客観評価」であれば良いという理由はどこにもない

 自民党は小泉の後に、安倍、福田、麻生を総裁・首相に据えた。
 
 小泉は国民が選んだと言って良いので、小泉政治に問題があったのであれば、それは国民の選択が悪かったと言うほか無い。
 
 だが、他の三人は自民党が選んだ。
 
 その三人は、それぞれ配下の大臣を選任した。 
 
 自民党の人事力。何か参考に出来たものはあったか?
 
 そしてそれは「客観評価」に適っていたか?
 
 大臣は担当する行政庁のトップなのである。
 
 期待はずれであったならば、自民党の人事は「客観評価」であっても「使えない客観評価」という事になる。
 
 違うか?
 
 
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 
 
§ 最後は国民の「人事力」 
 
 国民は「客観的人事評価」によって民主党に政権を任せたのではないと思う。
 
 自民党政権の国家・官僚の都合を優先した国家運営に見切りをつけたかったからこそ、民主党政権を生む気になった。
 
 不人気の小沢氏が党首であった頃でさえ、麻生自民党を上回る支持を集めたことがあったのも、それへの期待だったと私は思っている。
 
 そういう「価値観の大変更」が行われた時に、官僚主導に適正化されている既存の人事制度がなじむと思うか?

 「政治主導」の効果が生かせると思うか?


 だったら、何十年も前のPCに、Windows7を入れてみろ。

 動いたら褒めてやろうではないか。
 
 
 見せかけの「客観」など、国民にとっては何の価値もない。
 
 あなた方は民主党政権を生んだ君主なのだ。
 
 名君となるか暗君となるか、あなた方次第なのだ。
 
 新聞やTVは名君ではなく、無論、名軍師でもない。
 
 ただの「紙くず屋」か「宣伝屋」だ。
 
 あんなものに判断や評価を頼ってきたからこそ、こんな下らない国になったのではないか。
  
 
 自分で決めろ。
 
 決められないなら、主権者を辞めなさい。
 
 主権者を辞めるならば、文句は言うな。
 
 大事な事を決められない者は、名君でも暗君でもない。
 
 ただの奴隷だ。
 
 ただの奴隷が偉そうな口を叩くでない。

 
                                 
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意

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