2010.03.13 Saturday/
◎「私を論破してください」進次郎節さく裂
自民党の小泉進次郎衆院議員(28)が12日、衆院内閣委員会で昨年11月以来2度目の質問に立ち、政府に3つの提言を掲げた。枝野幸男行政刷新相(45)に対して「守れていないマニフェスト自体の事業仕分けすること」、福島瑞穂少子化担当相(54)には「子ども手当に所得制限をかけるべき」などと訴えた。
子ども手当について、事業コストがかかることを所得制限をかけない理由としながらも、コスト額を明示しない福島氏に「大変不誠実。私を論破してください」と父譲りの張りのある声で追及。質問を終えると、「国民のために自民党にできなかったことをやってくれるなら、私も反対しない。(自分のように)新人が自由に走り回って発言できることが、民主党に期待されていたことではないのか」と話した。
スポーツ報知 平成22年3月13日 より全文引用
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自民党政権でダメだった理由が、この人に集約されているのではないかとすら思う。
政権担当者として「公約を守った」という事が殆ど無かった自民党政権。
下手をすれば「公約を破った」事を政府広報誌を使って言い訳までした。
しかも官僚に丸投げして外見ばかり整っているように見せかけ続けた自民党が現代日本に残していったものは何か?
確かに、何時まで経っても「自民党時代はこうだった」と言い続ける事は出来ない。
だが、まだ1年も経っていないこの段階で、50年以上もたまった膿を出し切る事など、既得権益者達に包囲されている政権担当経験のない民主党が簡単にできるわけがない。
第一、自民党は小さな所帯になって動きやすくなったはずなのに、自分たちの改革も出来ていないではないか。
自民党の創った旧習・既得権益を打破し、新しい日本に生まれ変わらせるには「時」と「支持」が必要。
小僧。
そんなこともわからず、あるいは知っていて難癖つけるお前には無理だ。
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§ 子ども手当の所得制限について
おかしな事を言うわ。
「事業コストがかかることを所得制限をかけない理由」を言ったのは、定額給付金交付時の自民党及び全国の知事の主張であった筈。
人に聞く前に自らに問い合わせたら早かろうに。
そもそも、子ども手当の趣旨は「少子化対策」だ。
金持ちだろうが貧乏人だろうが子どもを産みやすい環境を整える事で、次代の社会を支える人材が不足するのを回避する目的のための「政策減税」なのだ。
所得制限というのは「貧民救済」という側面を加えろという事だろう。
だが、「貧民救済」を考えねばならないほど所得構造をいびつにしたのはどこの政権だったのか?
「格差」という事を、のっぴきならない状況になるまで放置したのはどこのどなたか?
お前は新人議員かも知れないが、自民党の世襲議員だ。
決して前代の自民党の罪から逃れることは出来ないのだ。
「貧民救済」は別の手段を講じるべきである。
一つの手当に様々な目的を詰め込んだら、効果測定がおかしな事になる。
私は前も言ったように、政策目的が「貧民救済」ではない部分についてまで所得制限を組み込むことは、税制全体のバランスをおかしくすると考えている。
所得制限は、所得税など所得額に応じて納税して頂く部類の税制という形だけでかけるべきではない。
でなければ、行きすぎた所得制限は結局共産主義社会になり、(所得だけが自由主義や、働く意義を決めるわけではないにせよ)働く者の意欲をそぐことになるからだ。
故に、福島氏の理由付けは現時点で完全ではないモノの、概ね了承できるものだ。
話を完全なモノにするためには、税制の抜本的な改革によって、手当を出す度に所得制限という話が出ずに済むように簡潔で目的が明確な税制(所得をどういう方向に再分配していくのかという意味で)を構築しなければならない。
3年後くらいには消費税増税が行われるだろうが、その時には抜本的な税制改革案が出されることを期待したい。
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