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妖怪の主張

JUGEMテーマ:ニュース


◎ 陸山会事件:「聴取受け記憶戻る」 水谷建設前社長、1億円提供で−−公判


 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書の公判は27日午後も東京地裁(登石郁朗裁判長)で続いた。弁護側は裏金提供を証言した水谷建設の川村尚前社長(53)を「供述が具体化する経緯が不自然」と追及。前社長は「忘れようとしていたが、聴取を受けて記憶が徐々によみがえった」と反論した。

 川村前社長は同日午前の検察側の尋問に対し、工事受注に関連して元公設第1秘書、大久保隆規被告(49)から1億円を要求され、04年10月に石川議員、05年4月に大久保元秘書に5000万円ずつ渡したと証言した。

 これに対し弁護側は、最初の事情聴取から半年後になって石川議員との面会時間が「午後2時か3時」と特定された点は不自然として「検事の誘導があったのでは」と追及した。前社長は「記憶は掘り下げて少しずつ戻った。検事の誘導はない」と述べた。

 さらに弁護側は「元秘書に1億円を要求され、会社の裏金の全容を把握していなかったのに提供を即答したのは不自然」と証言に疑問を投げかけたが、前社長は「落札業者に入りたい一心で元秘書に『分かりました』と言った」などと説明した。【伊藤直孝】

 
毎日新聞 平成23年4月28日 より全文引用
 
 
 
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 本件でも特徴的なのは、「贈賄」をしたとする側が起訴されていないことである。
 

 その理由を「公訴時効の差」(贈賄は3年、収賄は5年)によると結論づける者が居るが、それは違う。
 

 確かに「表向きの理由」はそうであるが、その実態は大きくかけ離れている。

 
 それを今から陳べる。

 
 
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 

 
§ 公訴時効に掛かった事件の扱い


 公訴時効に掛かった事件が、それを犯したとする者の告白によって明るみに出たとしよう。

 
 当局はどうすべきか?

 
 無論、捜査する必要がある。
 

 何故なら、ざっくり言って

 
1. 「公訴時効に掛かっている」という主張が事実か否か


2. その告白をした者が本当に犯罪を犯した本人なのか


3. その犯罪が行われたとされる証拠があるのか否か


 …について事実を解明する必要があるからだ。

 
 つまり、通常の捜査と何ら変わらない捜査をする必要があるという事である。

 
 
 そう。つまり、公訴時効に掛かった事件であっても「挙証責任」は何ら免責されないのだ。

 
 例えばこれが実際には「単独犯」ではなく「複数犯」で行われていた事件であれば、真実はねじ曲げられたことになる。

 
 また「複数犯の内の一人」としてこの犯罪事実を告白した者が、実際には「一緒に犯罪を犯した」とする他人の信用を失わせようとしている場合もあり得る訳で、単純にその主張を信じる訳には行かないからだ。

 
 ましてや「公訴時効に掛かった事件」を使って他の事件の証拠にしようとする場合は、当然に「挙証責任」が生ずる訳であり、その事件は正式に立件され、捜査される必要があるのは当然といえる。

 
 
 そこで、水谷建設の場合を見てみよう。

 
  
 ・・・・  ・・・・   ・・・・   ・・・・   ・・・・  ・・・・   ・・・・
 

 
§ 水谷建設の贈賄と強制捜査



 この記事にある話が事実であるとすれば、間違いなく水谷建設は「贈賄」の罪を犯していることになる。

 
 だが、彼らから出てくるまことしやかな「話」は「話」で終わっていて、客観的事実は未だ示されていない。

 
 そしてそれは検察側の方にも疑義がある。

 
 検察当局は、小沢氏の関連で大手ゼネコンはじめ小沢氏と関連のある政治団体に強制捜査に入った事は、報道で華々しく報じられた。
 

 だが、水谷建設について陸山会事件を理由としての強制捜査は入っていない。

 

 
 水谷建設に強制捜査が及んだのは、前・福島県知事の佐藤栄佐久 氏を嵌めた事件に関連してである。

 
 それは何時だったか?

 
 2005年の年末なのである。

 
 2004年と2005年に石川、大久保両被告に対して裏金を持って行ったとされる事件は、無論、その強制捜査の「前」に起きている。

 
 それから公訴時効までまるまる3年あった。

 
 その後、小沢氏に関連したと見られる企業・政治団体の全てに強制捜査が及んだが、水谷建設に対して再び強制捜査が入ったという話は聞いていない。

 
 それでも「水谷側が贈賄で起訴されていない」という事実が単に「公訴時効」の問題で片付けられるだろうか?

 
 無論、佐藤前知事の時は知事追い落としの為のでっち上げだったので強制捜査も形だけのものだったという事かもしれないし、検察も人間なので見落としがあったと言えなくもない。

 
 だが、それにしては?…と思うのが普通の感覚である。

 
  
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§ 自白事件なのに、乏しい証拠
 

 
 水谷側の主張が「任意」である…つまり「真実」で「自白」していると仮定しても、その証拠は余りに乏しい。
 

 何と、「証言」しか無いのだ。

 
 強制捜査でも出ず、自白でも客観的証拠(帳簿・出納記録等)が出てこない。

 
 この事実は彼ら自身が立証している。
 

 なのに、何故か時期が明確で、記憶が鮮明ときている。

 
 記録がなくても記憶が鮮明で保っていられる人物…と言えば、「相棒」に出てくる「杉下右京」くらいしか事例を知らない私にとって、彼らの記憶は驚きに値する。

 
 その記憶術で是非「裏金をどうやって作り、贈賄資金としたのか」について証言してもらいたい。

 
 
 ちなみに、…この贈賄劇が「あった」と主張しているのは水谷建設側だけである。

 
 本来、水谷建設というこの不届きな業者を小沢氏側に「むりやり」ねじ込まれた方からの「証人」の一人も出てこなければおかしいが、無論、そんなものは出てこなかった。


 
 
 客観性のないことおびただしいこの事件。
 

 結果、公判廷は実体不明の「妖怪」のごとき連中の「主張の場」と化すこととなった。

 
 
 このおかしな法廷を展開する検察組織と、この事件をネタにして小沢バッシング再燃を図ろうとするマスゴミのおかしさは、このデタラメぶりを自覚できないところにある。

 
 裁判所はこの妖怪達に化かされず、どこまでこの事件を正気と良心で裁けるのかが注目される。

  
  


                 
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意

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