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内閣不信任案否決「第二幕」

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◎ ポスト菅は前原氏首位、追う枝野氏ら…読売調査


 菅首相が退陣を示唆したことで、民主党内では「ポスト菅」に向け、党代表選をにらんだ動きが本格化しそうだ。

 読売新聞社が3〜4日に実施した全国世論調査で「次の首相に誰が最もふさわしいと思うか」を聞いたところ、党内では前原誠司・前外相が14%でトップに立ち、枝野官房長官と岡田幹事長が9%で次点で並んだが、3人とも一長一短ある状況だ。

 前原氏は代表経験者で複数の閣僚も経験している。安全保障に詳しく、自民党にも連携を望む声が少なくない。ただ、3月に在日韓国人からの献金問題で外相を辞任したばかりで、前原氏自身は代表選出馬に慎重とされる。

 枝野氏は東日本大震災後、連日のように記者会見したことで知名度を高めたが、「菅首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)」などの指摘もある。岡田氏も、4月の統一地方選敗北の責任などを問う声が党内で強まっている。

 
読売新聞 平成23年6月5日 より全文引用



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 菅直人の逃げ得狙いと、それに対する鳩山由紀夫の巻き返しが生んだ効果は、皮肉にも両者が想定しない事態を迎えようとしている。


 菅政権に対する内閣不信任案は、しかし、野党・自民党は連立を目論んで「菅直人」一人を攻撃する事で「その他」は免責するという行動を示した。

 これは特例公債法案(これが通らなければ予算執行に支障が出る)の取り扱いに関して強力なアピールになった。

 
 菅直人を取り巻く人間の多くは「言った言わない」の闘争からうまく逃げたが、そうした空気を特に読めなかった岡田克也は菅直人を擁護する為に、事情の外に居ながら傷を負った。


 
 そもそも何故逃げる必要があったか?


 
 内閣不信任案が可決するという事は「内閣を構成していた大臣達、及び党執行部」の人間が「全否定」される事を意味する。

 それが「普通の政治的モラル」を持った政治家の良心であったので、前政権で失敗した人々は「次」は遠慮するものだった。 

 ところが菅民主党では「脱小沢」しか政策(政略?)が無かったので、それのみを堅持する為に「政治的モラル」は壊滅的に破壊された。

 当初は責任をとったフリくらいして見せたが、ついには責任問題を口にするだけで「党内が分裂している様に見えるのは良くない」という頭のおかしな論法を持ち出して、人事を「脱小沢」の中でたらい回しにした。

 
 だが、そうした恣意的人事権の濫用が通用するのは党内のみ。

 
 だからせめて内閣不信任案を全力で否決し「内閣の構成員、及び党執行部」の面々の面子を保とうとした。

 よって、否決後「菅直人」を捨てさえすれば、己等に対する処遇問題をスルーしたまま特例公債法案の可決でき、かつ相変わらず利権を握ることができると踏んだ…それが仙谷ラインに巣くうゴミ政治家達の思惑である。


 
 仙谷ラインの政治家達が口々に内閣不信任案が可決したら「賛成した人々を除名した上で解散すべきだ」という声を上げたことで、菅直人は「なんとかなる」と錯覚したのだろう。

 だがそれは「偽装」であった。

 己の「偽装辞任」によって内閣不信任案を否決に導いた事でこの問題が片付いたと思ったのだろうが、実は「第2弾」が待ちかまえていようとは思わなかった。

 「裏切られた」
 「スケープゴートにされた」

 それが今の菅直人の心境であろう。

 尤もそれは自業自得であるが…



 
 一方、鳩山由紀夫の方である。

 彼は菅直人の約束違反と己が「騙された馬鹿」呼ばわりされるに及んで猛烈に怒った。

 そこで派内政治家達に両議院議員総会開催の為の署名集めを指示した。

 早い段階で130名ほどの署名が集まったのも、菅政権を支えてきた連中が次々に「退陣は早い時期」とか「8月中」とか言い始めたのも「菅直人は用済みになった」からであるが、鳩山由紀夫はその推移をどう見守っているだろうか?



 
 小沢一郎は気づいていたか?或いは途中で気づいたか?今頃気づいたか?…は兎も角、内閣不信任案を可決する為には「数」という点でも「新党」を創るにせよ、鳩山由紀夫という要因が不可欠だった。

 だから、小沢氏は確かに野党の内閣不信任案提起に乗りかける事で「菅政権・党執行部の罷免」に動いたのだが、鳩山由紀夫が落ちたおかげで身動きがとれなくなった。

 小沢氏のその後の判断は速い。

 鳩山が菅とどういう取り決めをしたか否かに関わらず、鳩山派の脱落という要因が及ぼす影響が大きい事を悟っていたので、仲間達に「自主投票」という形の「撃ち方ヤメ」の号令をかけて内閣不信任案を否決した。

 だが、いわゆる「トカゲの尻尾切り」的に菅直人が切られる事までは予想したかどうかは分からない。



 
 何れにしても、現段階では自公と仙谷ラインとの間で「連立」の合意事項をとりまとめられようとしている。

 「国民の生活が第一」を掲げて成立した民主党だったが、蓋を開いてみたら「政治家になって格好つけたかった俗物政治家の巣窟」だった事が分かってしまった。

 民主党の地方組織は中央の利権誘導をはねつける矜恃を持たず、結局ダラダラとここに至り、遂に「国民の生活が第一」という旗は降ろされそうである。



 危機に乗じて政権復帰を果たしつつある自公。

 「脱小沢のまま菅切り」を遂行して保身を図った仙谷ライン。

 
 これを絶賛するのは記者クラブメディアと米国だろう。

 早くも外国人献金問題でついこの前辞任した前原を「総理大臣に」という声が急に「世論調査」という名の「世論操作」の動きが早くも出てきた。 

 小沢や鳩山は被災地・被災民・原発事故難民を救うスピードを上げる為に立ち上がったのに、結果は全く逆に振れそうだ。



 
 では、勝者は仙谷ラインの連中だろうか?


 話はそう甘くは無かろう。

 自民党と公明党はいずれ仙谷ラインの人間的欠陥(信用力ゼロ)を嫌って「原発事故処理に関する連帯責任」を追及して、彼らを追い落としに掛かる。

 結果、自公は政権への復帰を「仙谷抜き」で果たそうとするだろう。

 
 この物語は、西松建設事件から始まった。

 それが今の今まで続き、いよいよ次の幕が見えてきた…という事であろう。
 
 ハッピーエンドからは全くほど遠い暗い社会の誕生を私は目撃することになりそうだ。

 だが、それを受忍するほど私は物わかりが良くない。



 

  
                                 
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意 

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