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凡人へ

JUGEMテーマ:ニュース


 凡人・只の人が己の無能さを省みず、空疎なくせに威勢ばかりが良く、尚かつ傲岸になった事はかつて無い程ではないだろうか?…と特に思う今日この頃。
 
 それは、TVや新聞の報道やコメンテーターらの「如何にも尤もらしい言い回しではあるが、中身空っぽ」のコメントをそのまま凡人・只の人が如何にも「自分の意見」であるかの様に振りかざし、或いは引用し、鼻高々で居て、しかもそれが「万人が納得するもの」という前提の下に自慢げに話している(或いは書き込んでいる)のを目撃する時である。

 恐らくだが、自分の意見(=自身の持つべき価値判断基準を持ち、当該事象・事件をその基準を元に精査した後に出てくる己の回答)は持っていないが、尊敬はされたいのだろう。
 
 だから、ただ「賢そうな人」「立派そうに見える人」「なんだか権威がありそうな人」の意見に迎合しておけば、自分があたかもそういう人々と同一化できる様な錯覚を覚える。
 
 特に情報番組(と称する情報「操作」番組)の中で、あるコメンテーターの発言によって周囲が「ごもっとも」という雰囲気になって話が締められる場面を見て「これを言えば同じようにごもっともと周囲の同意を得られ、かつ頭が良さそうに見える」とでも思うのかも知れない。
  
 そういう風に思い描いた「賢人・オレ」像を具現化する為に、あっちこっちで似非賢人達の中身のない、勢いだけの「茶番(番組・記事)」を真似てみたくなる。
 
 自分に自信はないが「あの人の真似をすれば、何だか立派に見えるかも知れない」という一種の承認欲求ではないか?…と私は思っている。
 
 

 無論、己が納得ずくで導き出した答えではないので、自分の意見を持った者に突っ込まれるとひとたまりもない。
 
 だが、そのひとたまりもない「ザマ」を露呈してしまうと「空っぽさ」を見透かされるのを怖れ、狼狽える。
 
 その狼狽えを隠す為に更なる墓穴を掘る。
 
 
 
 例えば「実は原発は安全保障の為に必要なんです」と。
 
 
 
 テメエで勝手に自爆・自滅してれば世話ないわ…
 
 
 
 …と普通ならば鼻で嗤うところだが、己の感覚に自信が無く、勉強(迎合)癖がついている人は、実にあっさりとTVや新聞の作る論調に自ら擦り寄っていくのである。
 
 そして最後には、自分の空疎すぎる「意見」とも言えない迎合に従わない人々を「愚民」呼ばわりしたり、「大衆迎合は良くない」などとやりだす。
 
 
 はい?
 
 あなたも立派にその「大衆」なんですが?
 
 
 
 己がいつの間にかその「大衆」から離れて「賢人クラブ」の仲間入りをしていると錯覚しているので「大衆迎合」という言葉に若干の違和感を感じてはいても、目を覚まそうとまでは思わない…
 
 それが日本人の「迎合」による自滅である。
 
 特にそれが酷いのはマスコミである。
 
 
 
 人はよく接する人に親しみが生じて影響を受けやすい。
 
 情が移る…という事もそれに拍車を掛ける。
 
 それは一個人として決して「悪」とは言い難い。
 
 だが、記者として「情報」を手がける人間にとってそれは「罪」である。
 
 情報源に「同化」してしまうのは、TV番組内で「いかにもそれは正論であり、かつ正されるべき憂慮すべき問題である」という「茶番」に取り込まれた凡人・只の人と同じだからだ。
 
 
 
 結局…
 
 日本人は「自身(自信)」が無い。
 
 しかし、尊敬はされたい。
 
 その実態とかけ離れた「虚像」を手に入れる為に、昨今、おかしな「団結」を求めたり、政権与党と約束した「公約」を反故にすることを「是」とする事が「正しい」とする意味不明の論調をばらまいているのだと私は理解している。
 
 己の過ちを「数の力」で道理を引っ込めさせて無理を通そうとしている…という訳である。
 
 
 だが、そんな事をやっていても、根本的な問題は何一つ解決しない。
 
 
 年金問題は一つも解決していないし、福島第一原発は今も危険。
 
 司法は腐りきっている事が明らかになったし、国民のために闘う政治家の勢力は(今のところ)少数である事が明白になった。
 
 端的に言って、結局「お前が信用できない」という国になった。
 
 
 
 凡人よ。
 
 テストで上手く回答が書ける能力ばかりが発達し、己のミスを「ミス」を見えないように「情報操作」するという狡猾さ「だけ」を身につけた凡人よ。
 
 そういう「作られた多数意見」に迎合する事で、己を「賢人(≠大衆)」に見えるように虚像の中で尊敬を得ようとするさもしい凡人よ。
 
 己の能力にあわせて慎ましやかに「じっくり」と様々な意見を比較せよ。
 
 凡人は、レスポンス良く「なるほど」と思えるような回答を出す必要はないのだ。
 
 凡人よ。
 
 賢人を「偽装」するのは止めよ。
 
 「公益」の為に「責任を負うフリ」をするのは止めよ。
 
 英雄を「偽装」するのは止めよ。
 
 ミサイル一発で粉みじんになる己を想像せずに、マンガに出てきそうな無双・不死身の「オレ」を想定し、やたらと他国に喧嘩を売るような馬鹿な真似は止めよ。
 

 あなた方の行動は全て「破廉恥」に相当する。
 
 凡人は凡人らしく「違和感」を覚えたら立ち止まれ。
 
 私と一緒に立ち止まれ。
 
 
 
 おかしな「たちあが」りは必要ない。
 
 ただ、立ち止まって耳を澄ませばよい。


 
  
注)『当ブログの投稿ポリシー 

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