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言論以前の日大「弁論部」

JUGEMテーマ:ニュース


◎「在日だから不安」 日大弁論部が女子学生の入部拒否

 日本大学の在日韓国人3世の女子学生が、「在日だから不安だ」などの理由から法学部公認の弁論部への入部を拒否されたとして、大学側が女子学生側に謝罪していたことが16日、分かった。弁論部は6月下旬に活動を自粛した。

 学部によると、女子学生は今年4月、日大法学部に入学し、弁論部の新入生向けの説明会に参加。女子学生が「自分は在日韓国人だ」と説明すると、説明会後、同サークルの幹部3人が集まり、「在日だから不安だ」「外国人は文化の違いがあり、なじめるかどうか分からない」などと話し合った上で、入部を断ったという。

 女子学生に対しては「司法試験の研究室に入っているため、学業が忙しくなるだろう。部活動がおろそかになる可能性がある」などと説明。その後、6月初旬に別の部員を介して、「在日」が理由の一つだった可能性があることが分かり、女子学生の母親が、同大の人権救済委員会に訴えた。

 3人は「在日だから入会を断ったわけではない」などと弁明したが、大学側は「女子学生を傷つけた」として謝罪。3人も「迷惑をかけた」と女子学生を含む関係者に謝罪した。

 日大の坂田桂三法学部長の話「(弁論部の幹部には)女子学生に対する差別意識はなかったと思うが、傷つけてしまったので学部長名で謝罪した」

産経新聞 平成20年7月16日 より全文引用


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 「差別意識はなかった」(坂田桂三法学部長)という具体的根拠は、少なくともこの記事からはどう拾おうとしても見あたらない。
 
 無論、産経新聞の「編集方針」で「差別意識のない部分」を意図的に削られたとすれば別だが、この記事は深読みする必要もないほどあからさまな内容で、恐らく「編集」で切りようもない程の体たらくだったのであろう。
 
 「弁論部」であるのに、「(言)論」とは無関係のところで悶着しているという点に、どうしようもなさがある。

 「国籍」を乗り越えられない「弁論」というものにどういう価値があるのか考えられなかった点が、言論活動を待たずに「敗北」する結果を招いた。
 
 この問題は、日本の「言論」の質をも問うている。

 
 「違憲判断部分は傍論だ」として何ら斟酌しない態度。
 
 「参議院の問責決議案は法的効果がない」として無視する態度。

 「審議時間は充分に充てた」として強行採決に踏み切る態度。
 
 何れも「形式性」を問議して「中身」を問わない。
 
 「形式性」だけを風船の様にふくらむだけふくらませて「巨大」にしてみせて、「実質性」を相対的に無価値に見せる手法で自己弁護をするというのは、よくある手である。 

 だから中身が空疎なまま法律として「成立」し、運用したときに不具合がそこかしこで起こる。


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 恐らく、本件で苦情の声が小さければ、何事もなかったように時間で押し流すだけであったろう。
 
 だが、そうやって踏みにじっていく事が、結局は己を踏みにじっていく事になる。
 
 踏みにじったときに心に痛みが走らない程「人でなし」になって「いなかった」からこそ、同部の3人は反省したのであろう。
 
 とはいえ小汚い政治的感覚がしみついた法学部長の「自ら思いこむ事で問題の軽量化を図る手」を真似たのは、実にみっともない
 
 少なくともそれは「弁論」の為すべき事ではない。


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 尚、いくら「学部長名」という肩書きのついた「謝罪」があっても、内容が虚偽では「謝罪」として無価値である事は言うまでもない。

 受け取る側が「失望」して言葉を費やす事に疲れ、面倒になって受け入れてくれるのを待つ・・・という事を狙っている様に見えなくもない。

 これでも「法学部」だというから笑わせる。

 訴人の悲痛の声を踏みにじる事は出来ても、くみ取って誠実に対応する様に進める人間は(この在日韓国人の学生以外では)育ちそうにない。

 
   
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意

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