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業界団体の「内部告発共通窓口」は信用されるか?

JUGEMテーマ:ニュース


◎中小企業の内部告発、業界団体に共通窓口…政府が設置支援へ

 政府は26日、中小企業の内部告発の受け皿となる「共通相談窓口」の業界団体や商工会議所などへの設置を支援する方針を固めた。

 窓口の運営などに関するノウハウを提供するほか、財政面の支援も検討する。

 企業の内部告発については、2006年4月に公益通報者保護法が施行され、不正を告発した従業員を解雇するなど、不利な処分を行うことは禁じられた。政府は企業側に告発窓口を社内に設置するよう促しており、大企業では内部告発を受け付ける部門を設けたり、顧問弁護士や法律事務所などに対応を委託したりするケースが多い。企業グループで統一した窓口を設置している場合もある。

 これに対し、中小企業は人員や予算に限りがあり、設置が進んでいない。07年の内閣府の調査によると、従業員3000人超の大企業の約9割が窓口を設置しているのに対し、50人以下の企業では12・5%にとどまっている。

 最近は、食肉製造加工会社「ミートホープ」(破産)の食肉偽装事件など、従業員の内部告発によって問題が発覚するケースが目立っている。

 このため、「消費者重視」を掲げる福田政権として、共通相談窓口の設置を支援し、内部告発による問題の早期発見と被害の拡大防止を目指すことにした。09年度早々に予定している消費者庁創設に合わせ、共通相談窓口を全国的に整備したい考えだ。

 政府は共通窓口の設置に際し、個人情報保護の徹底など運用のノウハウのほか、法律事務所の情報なども提供する方針だ。また、個別の企業ではなく、業界団体などに窓口を設置する場合に限り、財政面の支援も検討することにしている。

産経新聞 平成20年8月26日 より全文引用


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 このニュースを読んでも、私は政府の意図がさっぱり分からない。
 
 「問題の早期発見」と「被害拡大防止」を目指すというが、「同じ穴の狢」かもしれず、かつ中途半端な地位にある「業界団体」に対して、内部告発者が「告発先」として選ぶだろうか?
 
 私は「自明」だと思うのだが・・・
 
 
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 第一、「早期発見」と言う事自体、馬鹿げている。
 
 内部告発の場合、少なくない社員、及び幹部社員が「認識しつつ改善措置をとらないでいる」のである。
 
 つまり「発見」は出来ているのである。
 
 「窓口」に過ぎないこの「業界団体共通窓口」が「捜査」に乗り出せるわけでもなければ「差し押さえ令状」も取ってこれるわけではない。
 
 要するに「受け身機関」に過ぎない「窓口」に「発見」などと言うのはおかしな話なのである。
 
  
 
 第二に、「被害拡大防止」というが、政府の言う「被害」とは、「消費者が蒙る被害」なのか「会社や業界団体が被る被害」なのか、良く分からない。
 
 「消費者が蒙る被害」は既に「犯罪」である。
 
 それを「業界団体内部」や「会社」で証拠を握りつぶせる「時間稼ぎの利益」を与えようというので無い限り、これは消費者に対して情報遅延をもたらすだけの愚策としか言い様がない。
 
 どういった権限を与えるにせよ、所詮は「警察権」の無い民間団体である。
 
 
 全く無駄な施策であると言うほか無い。
 
 
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 「窓口」が「ダレのために、何のために存在すべきなのか?」という事を考えて居ないのではないか?
 
 こういうものこそ本来は「消費者庁」だかいう省庁に「窓口」を設けるべきであろう。

 尤も、「消費者庁」も警察権限がないから、結局関係機関に「通報」するという事になるのだろう。
 
 とすると、「消費者庁」は実質既に「内部通報窓口庁」と言うべきである。
  
 先に書いてきたような「証拠隠滅を業界団体にさせる暇を与える悪意」が無いとし、あくまでいらぬ「業界団体共通窓口の設置」を促すのだとすれば、もしかしたら今後大量に職にあぶれると言われている法曹関係者の為の「救済機関」なのではないか?
 
 何れにしても、設置目的に「内部告発者の救済」は無い様だ。

 
   
注)『当プログに対するコメント投稿上の注意

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